売上計上後に取消を行いたい場合、赤伝の発行を行います。請求画面にて売上計上後に、赤伝発行が可能となります。
赤伝を発行すると計上した売上のマイナス額で見積書を発行しますので、計上処理までを行い、計上額を打ち消すことで取消を行います
※ 消込済みの請求データからは赤伝を作ることができません
拠点マスタ管理のユーザ管理より、赤伝の発行権限を設定しています。発行権限「権限なし」を設定しているユーザは赤伝ボタンが表示されません
売上計上が完了している見積に対して、赤伝ボタンを押下することで赤伝の発行を行います
発行時には「請求書を赤伝処理します。」という確認メッセージが表示されます。
※プロパティマスタで、見積赤伝発行時に自動で仕入赤伝を発行する機能をONにしている場合には「請求書を赤伝処理します。仕入の承認が行われている場合、併せて仕入の赤伝処理も行われます。」という確認メッセージが表示されます。
見積赤伝発行時に自動で仕入赤伝を発行する機能について
ステータスに「赤伝」と表示され赤伝が発行されます 編集ボタンを押下することで編集が可能です。また、赤伝の見積は赤色で表示されます
赤伝の見積書を発行した場合、マイナスの金額で表示されます
対番号欄には発行元の見積書Noが表示されます
赤伝の請求先顧客は、赤伝発行元見積の請求先で固定となり、変更することはできません。該当箇所は以下3箇所です。
①見積一覧の見積顧客
通常見積であれば、受注するまでは見積顧客を変更する鉛筆ボタンが表示されますが、赤伝の場合は鉛筆ボタンは非表示となります
②請求書作成モーダル
通常見積であれば、請求先をプルダウンで選択可能ですが、赤伝の場合は編集不可となります
③請求書一覧
通常請求であれば、請求先をプルダウンで選択可能ですが、赤伝の場合は編集不可となります
赤伝発行後、削除ボタンをクリックすれば赤伝を削除することができます。赤伝を削除すれば、発行元の黒伝のステータスも「赤伝発行請求済」から「請求済」へ戻ります。
赤伝が削除できるのはステータスが「赤伝見積済」のときだけです。赤伝は承認すると削除することができなくなります。赤伝承認後に赤伝を削除したい場合は、赤伝受注まで行い、それを受注取消すればステータスが「赤伝見積済」に戻るので、削除可能となります。
先述の通り、見積赤伝発行時に自動で仕入赤伝を発行する機能をONにしている場合には、この見積に紐づく承認済の仕入(手配仕入画面から作成した仕入)も同時に赤伝処理されます。
見積赤伝を発行した際の仕入データの挙動についてご説明します。
手配済みの発注仕入データ
発注書作成前であればデータは削除され、手配画面には表示されなくなります。
発注書作成済の発注仕入データ
発注書がすでに作成されている場合には、発注書のデータは削除されずそのまま残ります。発注書のデータも削除したい場合には発注仕入画面および手配画面で手動で取消処理を行ってください。
仕入承認済みの発注仕入データ
自動で仕入赤伝処理が行われます。仕入赤伝処理についてはこちら
仕入消込済みの発注仕入データ
消込(支払管理)での消込処理が済んでいる場合、仕入赤伝処理は行われず、データはそのままの状態で残ります。
手配済みの在庫引当データ
出庫前であればデータは削除され、手配画面には表示されなくなります。
出庫済みの在庫引当データ
自動で出庫取消処理が行われます。出庫取消処理についてはこちら